【現役コーチ回答】サッカーのパスがゆるい時の徹底改善ガイド

サッカーステーション代表コーチの山根慶大です。現在サッカースクールやYoutube、Instagramなどで指導・発信しており、日々みなさんが抱くサッカーでの疑問や質問などにお答えしながら、誰もがサッカーを楽しめるようサポートしております。
「試合中にパスがゆるくて相手にカットされてしまう…」と悩んでいませんか?ゆるいパスはパスカットされる原因になります。この記事では、パスがゆるくなる原因から改善方法まで、小学生でも理解できるように詳しく解説します。正しいフォームと効果的な練習法をマスターして、強く正確なパスが蹴れるようになりましょう!

パスがゆるくなる4つの主な原因

サッカーでデュエルする画像

足の振り方が不十分

  • 膝から下だけの小さな振りになっている
  • フォロースルー(蹴った後の足の動き)が短い

足首の固定が弱い

  • 蹴る瞬間に足首がぐらついている
  • インサイドの面が安定していない

ボールとの距離が適切でない

  • 軸足がボールから離れすぎている
  • 軸足が伸びている
  • バランスが崩れた状態で蹴っている

蹴る位置が間違っている

  • ボールの端を蹴ってしまっている
  • ボールの下を蹴っている
  • ボールの中心より上を蹴っている

強く正確なパスを蹴るための完全マニュアル

基本フォームのポイント

正しい姿勢を作る

① ボールの横に軸足を置く
② 軸足のつま先をパス方向に向ける
③ 軽く膝を曲げる
④ 股関節から足を振る

蹴り方のコツ

① 足首を90度に固定
② インサイドの平らな面で蹴る
③ ボールの中心を狙う
④ 太ももから振るイメージで
⑤ フォロースルーはパス方向へ

段階別練習法

初級編(1週間目)

  • 壁パス練習(1m距離)
    • 1日50回×3セット
    • 正確なフォームを意識
  • 止まったボールのパス
    • マーカーを目標に
    • 5m先を狙って20本

中級編(2-3週間目)

  • 動くボールのパス
    • ゆっくり転がるボールを蹴る
    • 10m先の目標を狙う
  • 2人組パス交換
    • 5m→7m→10mと距離を伸ばす
    • 1セット20往復

上級編(4週間目~)

  • プレッシャー下でのパス
    • ディフェンダーを想定
    • 素早く正確なパスを出す
  • 長い距離でパス練習
    • 15m以上の距離を狙う
    • 浮き玉とグラウンダーの両方

パスの強さを調整するテクニック

強弱のつけ方

パスの種類蹴り方のコツ使用場面
ショートパス膝を伸ばして押し出す近距離の繋ぎ
ミドルパス膝下をしっかり振る中距離の展開
ロングパス体全体を使うサイドチェンジ

特別なパスの蹴り方

  • 浮き玉パス:ボールの下を蹴る+フォロースルーを上に
  • カーブパス:ボールの外側を擦るように蹴る
  • 速いグラウンダー:ボールの中心を強く叩く

効果を高める補強トレーニング

足首強化メニュー

  • つま先立ち(20回×3セット)
  • タオルギャザー(足指でタオルをたぐり寄せる)

体幹トレーニング

  • プランク(30秒×3セット)
  • サイドプランク(左右各20秒)
  • バランスボールプランク

よくある質問

Q. すぐに疲れてパスが弱くなるのですが?

A. 体幹が弱い可能性があります。プランクなどの体幹トレーニングを取り入れましょう。また、リラックスして蹴ることも重要です。

Q. 強いパスを蹴るとボールが浮いてしまいます

A. ボールの中心より少し下を蹴るように意識してください。フォロースルーは低く保ちましょう。

Q. 利き足ではない方のパスが特に弱いです

A. 逆足だけの練習時間を作りましょう。最初は壁に向かって短距離から始めるのがおすすめです。

まとめ

強く正確なパスを蹴るためには、正しいフォームの習得が不可欠です。今回紹介した原因と改善方法を参考に、段階的に練習を積み重ねてください。特に重要なのは

  1. 足首の固定
  2. ボールの中心を蹴る
  3. 体全体を使う意識
  4. 継続的な練習

パスの精度が上がれば、試合での活躍の幅が大きく広がります。焦らずに1つ1つのポイントを確実にマスターしていきましょう!

\ 記事がいいと思ったら
いいねしていただけると嬉しいです /

この記事を書いた人

山根 慶大

Soccer Station代表の山根慶大です 現在は、サッカーステーション広島の『サッカー塾』でコーチをしており、これまで1000人以上の子供達を育成してきました。
パスやトラップなど、サッカーに必要な技術が発揮できない原因を個別で分析し、その選手の個性に応じて指導を行っております。


あなたにおすすめの記事

Line@

LINE@登録で予約、新着情報、お得な情報を配信中!!

Get in touch

各種SNSから新着情報をチェック!!

Sitemap

サイトマップ