視野を広げる方法は?サッカーの試合で視野が狭い人の特徴!

今回はサッカーの試合で視野を広げる方法を解説しています。
この記事では、視力と視野の違い、視野の種類、視野の特性、視野が狭い人の特徴、視野を広くするために必要なこと、視野を広くする練習法を紹介しています。
ところでみなさんは、試合中に周りの状況が見えなくて、ボールを持つと焦ってしまった経験はありませんか?
この焦りの原因は、相手や味方が見えていないからなんです。
この記事を見ることで、視野の意味や人間が持つ特性を知り、実際に視野を広くするためにサッカーの試合中は何を意識するべきなのかを知ることができます。
是非参考にしてみて下さい。

視力と視野の違い

まずは、視力と視野の違いについてみていきましょう。

視力とは

視力とは、2つの点を別々のものと認識できる能力のことです。視力検査などで、C字型のマークを使って測定することが一般的に行われている視力検査です。直径7.5mm、切れ目の幅が1.5mmのC字型マークを5m離れた場所から見た時に切れ目が判別できる視力を視力1.0と定義されています。

視野とは

視野とは、ある一点を見つめた際にその点を中心にして目に映る視力の範囲のことです。視野が広ければ広いほど把握できることの範囲も広がります。

視野の種類

次に視野の種類についてみていきましょう。

中心視野

中心視野とは、目を動かさないで一点を見る固視点を中心として、約30度以内の視野のことです。中心視野は、解像度が高く鎌かな部分まで違いを判別することができます。

周辺視野

間接視野とは、ある一点を凝視した時にその周辺の部分を見る機能で、中心部より約30度以外の視野のことです。解析度は低くなるがより大きな範囲のものを見ることができる。サッカーでは、この周辺視野のことを間接視野と呼ぶことが多いです。

人間が持つ視野の特性

次に人間が持つ視野の特性を見ていきましょう。

視野の範囲

視野の範囲は人によって個人差がありますが、上下の視野は、上に60度、下に70度の上下130度と言われています。左右の視野は、左に100度、右に100度の左右200度と言われています。

見るという習性

人は『見たいものを見てしまう。見たいもの以外は見えない。または見えにくい。』という習性を持っています。

視野が狭い人の特徴

次に視野の狭い人の特徴をみていきましょう。

周りを見ていない

1つ目の特徴は、周りを見ていないことです。視力や視野の範囲は人によって異なります。しかし、ボールが来るまでの周りを見ることができなかったり、ボールを保持した時に頭が下を向いてしまうと、周りを見ることが困難になるため視野が狭くなってしまいます。

常にボールを凝視している

2つ目の特徴は、常にボールを凝視していることです。サッカーは基本的にゴールを目指してプレーの選択を選びます。ボールを受ける時にボールがばかり凝視してボールにカラダを向けてしまうと、自分が行きたい方向の必要な情報を周辺視界にいれられないため、視野が狭くなってしまいます。

視野を広げるために必要なこと

的確な状況判断をするために、常にピッチ全体を見える広い視野が必要です。そこで、ボールがある時とない時に分けて、視野を広げるために必要なポイントを解説します。

ボールがある時

まずはボールを自分が保持している時に視野を広げるために必要なことをみていきましょう

顔を上げても間接視野で見えるところにボールを置く

1つ目は、顔を上げても間接視野で見えるところにボールを置くことです。

顔を上げて周りを見ながらプレーすることで、視野はより広く保つことができます。そのためボールの置き所を足元よりも遠くに置くようにしましょう。そのため顔を上げた時に間接視野でボールが視界に入るところを探してみましょう。

ボールを見ずにプレーできる技術をつける

2つ目は、ボールを見ずにプレーできる技術をつけることです。ボールを見なくても足で扱う技術が向上すると、顔を上げて周りを見ながらプレーすることが可能になります

そのため、ボールタッチの感覚やボールを足元で自由に扱う技術をつけることで、視野を広く保てることに繋がります。

ボールがない時

次にボールを自分が保持していない時に視野を広げるために必要なことをみていきましょう

カラダの向きを作る

1つ目は、カラダの向きを作ることです。ボールを持っていない時に、自分が進みたい方向にカラダの向きを整えておくことで、必要な情報を自分に取り込むことができます。

人は見える視野が限られているので、より必要な場所を見れるようにカラダの向きを変えて視野を確保しましょう。

周りを見ておく

2つ目は、周りを見ておくことです。視野の確保をしても見えない部分が存在します。それは、真後ろの情報です。そのため、死角となる部分の情報は首を振って周りをみるようにしておきましょう。

練習法

それでは、視野を広げるための練習を紹介します。

ビジョントレーニング

このトレーニングは、目で物を追ったりピントを合わせるのを早くする能力を高めることができます。
顔を真っ直ぐ向けた状態で、親指を立てて左右に腕を開いていきます。
間接視野で親指が見えるところで止めましょう。
次に、顔を動かさないように目だけを動かして、視点の焦点を片方の親指の爪に合わせます
焦点が合ったら、反対の親指に視点を変えて同じように焦点を親指の爪の先に合わせましょう。
これを左右で10回繰り返し行います。
左右が終わったら、上下に腕を開いて同じように行いましょう。
上下が終わったら、斜めに腕を開いて同じように行いましょう。

リフティングをしながら周りを見る練習

こちらの動画では、ボールを使って周りをみるチカラを養う練習を紹介しています。

視野を広げるボールタッチ練習法

この記事では、なるべくボールを見なくてもボールを触る感覚が身に付く、視野が広くなるボールタッチ練習法を解説していきます。この練習をすることで、ボールを見ずにボールタッチする技術を習得することができるため周りを見ながらドリブルしやすくなります。

まとめ

今回は、サッカーの試合で視野を広げる方法を解説していきました。
視野を広げるためには、ボールを扱う技術やボールを持っていない時のカラダの向きなど、試合中のいかなる場面でも、周りを見ながらプレーすることが大切です。
特に人は、見たい物を見てしまうという習性をもっているので、自分が何を見たいのか?という意思が非常に重要です。
サッカーであれば、相手や味方の状況を把握して、どこにスペースがあるのかを認知した中で、その状況に応じて最適なプレーを決断できるようにしていきましょう。
今回紹介したビジョントレーニングは目で物を追ったりピントを合わせるのを早くする能力を高めることができます。
見る能力を高めながら、カラダの向きを自分の行きたい方向に向けることで視野を広く保てるので、情報を処理して的確なプレーがしやすくなります。
また、ボールを扱う感覚は日頃から高めて、なるべく周りを見ながら正確にプレーできるように練習しておきましょう。

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この記事を書いた人

山根 慶大

Soccer Station代表の山根慶大です 現在は、サッカーステーション広島の『サッカー塾』でコーチをしており、これまで1000人以上の子供達を育成してきました。
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