【原因は親？】サッカーが上達しない子供の特徴と親が子供に取るべきサッカーを上達する上で必須の対処方法

サッカーステーション代表コーチの山根慶大です。現在サッカースクールやYoutube、Instagramなどで指導・発信しており、日々みなさんが抱くサッカーでの疑問や質問などにお答えしながら、誰もがサッカーを楽しめるようサポートしております。

今回はサッカーが上達しない子供の特徴というテーマでお話ししていきます。子供が成長する大きな要因はお父さん・お母さんの存在が欠かせません。この記事を見ることで子供が上手くならない原因を知ることができます。原因に対する対処方法を紹介していますので是非参考にされてみて下さい。

この記事の目次

子供のサッカーが上達しない原因は？

子供のサッカーの上達が見られない場合、その原因は多岐に渡ります。

練習の質と量が不足している

練習量や質が不十分なことが考えられます。十分な時間と適切な方法での練習は上達に不可欠です。また、練習だけでなく、ゲームでの実践経験も重要です。

プレッシャーに弱い

技術的な面だけでなく、精神的な側面も考慮する必要があります。自信の欠如やプレッシャーに対処できないことも、上達を妨げる原因になり得ます。

栄養と休息の不足

適切な栄養摂取や十分な休息が得られていない場合、体が十分に成長できないことも考えられます。

練習内容が子供に合っていない

コーチや指導者との相性が悪い、あるいは指導方法が子供に合っていない場合も上達の妨げになります。個々の子供に適した指導方法を見つけることが重要です。

モチベーションが下がっている

サッカーへの情熱や楽しみを感じられない場合、練習に対するモチベーションが下がり、上達が見られなくなることもあります。子供がサッカーを楽しんでいるかどうかを常に確認し、ポジティブな環境を提供することが大切です。

サッカーが上達しない子供の７つの特徴

サッカーの上達に苦戦する子供たちには、しばしば共通の特徴が見られます。これらを知ることで、改善点を見つけ、サポートする方法を理解する手助けになります。

練習への参加率が低い: 定期的に練習に参加していないため、スキルの向上が見られない。
集中力が短い: 練習中にすぐに飽きてしまい、集中を維持できない。
コーチからのアドバイスを聞かない: 指導者からのアドバイスやフィードバックを受け入れず、改善につながらない。
チームプレイを理解していない: 自分だけでプレイしようとする傾向があり、チームとしてのプレイを理解していない。
自信の欠如: 自分に自信がなく、チャレンジすることを恐れている。
体力や基本的なスキルが不足: 体力の維持や基本的なサッカースキルの習得に苦労している。
モチベーションの欠如: サッカーへの情熱や目標が明確でなく、練習や試合へのモチベーションが持続しない。

子供たちがこれらの課題を克服するためには、指導者や保護者からの適切なサポートと理解が不可欠です。

子供のサッカーが上達しない時の対処法は？

子供のサッカーの上達が見られないとき、保護者や指導者が取り組むべき対処法はいくつかあります。以下のステップを踏むことで、子供のスキル向上をサポートし、サッカーへの情熱を再燃させることができます。

個別に具体的なフィードバックをする: 子供に対して個別に具体的なフィードバックを提供し、どのスキルが上手くなるために練習が必要かを明確にします。
プレイの楽しさを再認識させる: 練習だけでなく、試合を楽しむ部分に焦点を当て、子供がサッカーを楽しむ気持ちを取り戻すように促します。
定期的な練習習慣を確立する: 定期的に練習することで、技術の向上だけでなく、体力や精神力も鍛えられます。練習の質と量のバランスを見つけることが重要です。
ポジティブなサポートをしながら励ます: 子供が挑戦することを恐れず、失敗を恐れないように、ポジティブなサポートをして励ますことを心がけます。
適切なレベルのチームやリーグに参加させる: 子供のスキルレベルに合ったチームやリーグに参加させることで、適切な挑戦と成功体験を経験できます。
健康的なライフスタイルを促す: 良い睡眠、バランスの取れた食事、十分な休息は、スポーツのパフォーマンス向上に不可欠です。
個人の目標設定を助ける: 小さな達成可能な目標を設定し、それらを達成するために子供を支援します。目標達成はモチベーションの向上につながります。

子供がサッカーで上達しない時は、これらの対処法を通じて、子供の自信を育み、スキルを向上させる機会を提供することが大切です。保護者や指導者は、子供の成長を支える強いサポートシステムとなることが求められます。

サッカーが上達するために親が子供に絶対にしてはいけない事7選

サッカーの上達を目指す子供を持つ親として、最適なサポートを提供することは重要です。しかし、その過程で避けるべき行動がいくつかあります。以下の7つの行為は、子供の成長と自信を妨げる可能性があります。

子供のサッカーに口を出す: 子供が自ら学び、試行錯誤する機会を奪います。指導者に任せ、子供が自分で解決策を見つけるのを支援しましょう。
子供の性格をダメ出しする: 個性を否定することは自尊心に影響を及ぼします。子供の独自性を受け入れ、ポジティブな面を強調しましょう。
他人と比べる: 他の子供との比較は、競争心よりも劣等感を生み出します。子供自身の進歩と成長を称賛しましょう。
評論家になる: 常に批評することは子供を萎縮させ、リスクを取ることを恐れさせます。具体的なフィードバックに焦点を当てましょう。
ルールを破る: スポーツマンシップを教えるためには、規則を守ることの重要性を子供に示す必要があります。
過保護・子供から離れない: 子供が自立する機会を提供することが重要です。適度な距離を保ち、子供が自分の力で物事に取り組めるようにしましょう。
目標を親が決める: 子供の目標は自分で見つけさせましょう。親のなって欲しい理想像を前面に出し過ぎることは、適切な目標設定と自己評価の妨げになります。子供が自分で決めた目標に向かって努力する姿を内側から支えましょう。

サッカーに限らず、どんなスポーツでも子供の上達と楽しみは、親のサポートと態度に大きく影響されます。子供が自信を持ち、サッカーを通じて成長できるよう、肯定的なサポート環境を提供することが重要です。

サッカーへの情熱が上達する上で一番重要

サッカーの技術を磨き、上達するためには多くの要素が関わってきますが、その中でも「情熱」は最も重要な要素の一つです。情熱は、選手が直面する挑戦や障害をり越える原動力となり、目標達成へと導く不可欠なエネルギー源です。

情熱があれば、選手は練習中も試合中も最高のパフォーマンスを発揮するためのモチベーションを保ち続けることができます。それは、単に技術を向上させるためだけでなく、チームの一員として協力し、共に成長するための意欲を高めることにも繋がります。

また、情熱は選手がサッカーを通じて学ぶべき重要な指導を受け入れる心の準備を整えます。勝利を喜び、敗北から学び、常に自己改善を目指すこと。これらはすべて、サッカーへの深い情熱があってこそ成し遂げられることです。

さらに、情熱は周囲の人々にも影響を及ぼし、チームメイトやコーチ、サポーターに至るまで、ポジティブなエネルギーを与えます。その結果、より強固なチームワークと絆が築かれ、共通の目標に向かって進むことが可能になります。

最終的に、サッカーへの情熱は、技術の向上だけでなく、精神的な成長、チームとしての成功、そしてスポーツマンシップの向上にも欠かせない要素です。情熱があれば、サッカー選手はどんな困難も乗り越え、自分自身の限界を超えることができるのです。

上達していく上で成功体験も必要

上達するためには、単に練習を重ねるだけでは不十分です。成功体験は、個人の自信を高め、モチベーションを維持する上で欠かせない要素です。成功体験によって、達成感や満足感を味わうことができ、これらの感情はさらなる挑戦への動機付けになります。

特に、難しい課題に直面したり、壁にぶつかったりしたとき、過去の成功体験を思い出すことで、困難に立ち向かう勇気と精神的な支えを得ることができます。成功体験は、自己効力感を高めることにも繋がります。自己効力感とは、自分の能力を信じ、目標達成に必要な行動を起こせるという信念のことです。これが高まることで、より積極的に挑戦し、努力を続けることが可能になります。

そのためには、小さな目標を設定し、それを達成することから始めることが重要です。達成可能な目標を一つずつクリアしていくことで、次第に自信を築き、大きな目標にも取り組むことができるようになります。また、失敗を恐れずにチャレンジする精神も育てることができます。

成功体験は、上達の過程において重要な役割を果たします。自分自身の成長を実感し、ポジティブなフィードバックを通じて、自己成長のサイクルを生み出すことができるのです。

まとめ

みなさんいかがだったでしょうか。子供がサッカーで上達しない原因はさまざまです。子供だけの問題ではなく、指導者や環境によっても子供の上達状況は変化します。そして、サッカーに対する情熱を絶やさないことは必要不可欠なことです。適切な練習環境を整えて、自分の成長を感じられるようなポジティブなフィードバックをコーチからもらうことで、失敗を恐れずにチャレンジする精神力も身についてきます。子供がなかなか上達しなくてお悩みの方は、この記事を参考に上達するための対処法などを実施してみてください。最後まで見ていただきありがとうございました。それでは良いサッカーライフを。