【完全解説】サッカー選手に必要なストレッチ方法を徹底解説

サッカーステーション代表コーチの山根慶大です。現在サッカースクールやYoutube、Instagramなどで指導・発信しており、日々みなさんが抱くサッカーでの疑問や質問などにお答えしながら、誰もがサッカーを楽しめるようサポートしております。

今回はサッカー選手に必要なストレッチについて解説していきます。運動後のストレッチは、身体と心を回復させるためのルーティーンです。ストレッチは柔軟性を向上させ、怪我のリスクを低減し、筋肉の緊張を解放することで知られています。適切なストレッチは、運動によって使った筋肉を緩和し、可動範囲を広げる助けとなります​​​​。この記事を読むことでサッカー選手に必要なストレッチについて深く理解できるようになります。是非最後まで見てみて下さい。

ストレッチとは?

ストレッチとは、身体の柔軟性を高め、筋肉の緊張を和らげるための運動です。動作には、身体の特定の部位をゆっくりと伸ばすことにより、筋肉や関節の可動域を広げることができます。これにより、日々の活動や運動パフォーマンスの向上、怪我の予防につながりま​​す。

ストレッチの目的

ストレッチングの主な目的は、身体の柔軟性を向上させることです。これは、筋肉の緊張を和らげ、関節の可動域を広げることで、より良い身体の動きと機能を促進します。また、ストレッチは身体をリラックスさせ、疲労回復を助ける効果もあります。適切なストレッチは、日常生活における身体の快適さを高め、運動中のパフォーマンスを向上させることにも繋がります。

ストレッチをやらないと起こる問題点

ストレッチを怠ると、筋肉の柔軟性が低下し、筋肉痛や怪我のリスクが高まります。特に、日常生活で同じ姿勢を長時間続けることが多い現代人にとって、筋肉の硬直は避けられない問題です。柔軟性の低下は、姿勢の悪化や関節痛など、身体の不調を引き起こす原因にもなり得ます。定期的なストレッチは、これらの問題を防ぎ、全体的な身体の健康を維持するために重要です。

クールダウンの重要性

クールダウンは、運動後の身体を正常な状態に戻すための重要な過程です。運動によって高まった体温や心拍数を徐々に落ち着かせ、筋肉の緊張を和らげることで、以下のような利点があります。

けがの防止

運動直後は筋肉や関節がまだ活発な状態にあります。この時にクールダウンを行うことで、筋肉の急激な冷却を避け、筋肉や関節の損傷のリスクを減少させます。筋肉が適切にリラックスすることで、けがの予防につながります。

関節の柔軟性

クールダウンに含まれる軽いストレッチは、関節の柔軟性を維持し、筋肉の硬直を防ぎます。柔軟性が高まることで、次回の運動パフォーマンスも向上し、身体の動きがスムーズになります。

疲労をためない習慣を

運動後にクールダウンを行うことで、疲労物質の蓄積を減らし、疲労回復を早めることができます。これにより、継続的なトレーニングや日常活動への影響を最小限に抑えることが可能になります。

クールダウンは、身体と心のバランスを整えるためにも重要です。運動後のクールダウンを習慣化することで、健康的なライフスタイルを支え、運動の効果を最大限に引き出すことができます。

サッカーをするジュニア年代にオススメのストレッチ

サッカーは全身を使うスポーツであり、ジュニア選手にとってストレッチは怪我の予防とパフォーマンス向上のために不可欠です。以下はサッカーをする子供たちに推奨するストレッチです。

(お尻)大臀筋のストレッチ

座った状態で一方の足を他方の膝の上に置き、胸を前に押し出しながら前傾します。この動作は大臀筋を伸ばし、腰痛の予防にも役立ちます。

(お尻)中臀筋のストレッチ

あぐらをかいて座ったら片方の足を後ろに引いきます。前にある足に胸を押し当てるように体を倒していきます。これにより、中臀筋が伸ばされ、バランス感覚の向上します。

(内もも)内転筋のストレッチ

座った状態で足を前に伸ばし、両足をなるべく開きます。前方に体を倒していくことで、内ももに効果的に伸びを感じることができます。

(前ふともも)腿四頭筋のストレッチ

立った状態で一方の足を後ろに持ち上げ、足首を手で引き寄せます。腿の前面にストレッチを感じつつ、バランスを保ちましょう。

(前方股関節)腸腰筋のストレッチ

一歩前に踏み出し、後ろ足の膝を床につけるようにな姿勢をとります。体を前に傾けることで、後足の股関節周りにストレッチを感じます。

(ふともも裏)ハムストリングスのストレッチ

足を前に踏み出し踵をつけてつま先を上に向けます。前傾していくことで、ふとももの裏にストレッチを感じます。

(肩)僧帽筋中部のストレッチ

耳と肩の間に手を置き、頭を反対側に傾けます。肩と首周りの緊張を和らげることができます。

腰背部のストレッチ

四つ這いになって両手を前に伸ばします。背中を丸めるながら肘を伸ばして、股関節から後ろに体を引いていきます。腰から背中にかけてのストレッチを感じられます。

(ふくらはぎ)腓腹筋のストレッチ

壁に手をつき、一方の足を後ろに伸ばし、かかとを床につけたまま体を前に傾けます。ふくらはぎの伸びを感じます。

(ふくらはぎ)ヒラメ筋のストレッチ

座った状態で足を伸ばし、タオルを足の裏にかけて引き寄せます。これにより、ふくらはぎの異なる部位を伸ばすことができます。

股関節のストレッチ

膝を曲げて座り、足の裏同士を合わせて蝶々のポーズを取ります。両膝をゆっくり床に近づけることで、股関節周りの筋肉を伸ばします。

腹筋のストレッチ

うつ伏せの状態から両手を床について伸ばします。上体を後ろに反らせることで、腹部全体に伸びを感じることができます。腹筋を伸ばしながら、深呼吸をすると効果的です。

広背筋ストレッチ

立った状態で、片手を上に伸ばし、反対側に体を傾けます。サイドを伸ばしながら、広背筋に効果的なストレッチができます。

これらのストレッチは、サッカーでのパフォーマンス向上、筋肉の柔軟性の維持、怪我の予防に効果的です。特に成長期のジュニア選手にとっては、筋肉や骨格のバランスを整えることが大切です。日常のトレーニングや試合前後にこれらのストレッチを習慣づけることで、健康的な体を維持し、サッカーを長く楽しむことができます。

トレーニング・運動の後の効果的なストレッチのポイント

トレーニングや運動後のストレッチは、筋肉の疲労回復を促し、次回の運動パフォーマンスを向上させるために重要です。効果的なクールダウンストレッチのためには、以下のポイントに注意してください。

静的ストレッチを中心に

運動後は筋肉が温まっており、伸ばしやすい状態です。この時に静的ストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高めることができます​​​​。

ゆっくりと深呼吸をしながら

ストレッチをする際には、ゆっくりと深呼吸を行いながら筋肉を伸ばすことで、リラックス効果が高まり、ストレッチの効果も向上します​​。

全身のバランスを考える

トレーニングで特に使った部位だけでなく、全身のバランスを考えたストレッチを行いましょう。これにより、体全体の柔軟性を保ち、筋肉のバランスを整えることができます​​。

適切な時間をかける

各ストレッチを最低でも20~30秒間は維持し、必要に応じて繰り返し行うことで、筋肉の柔軟性を高め、疲労回復を促進します​​。

心地よい痛みの範囲で

ストレッチ中に感じる痛みは、心地よい範囲であるべきです。無理に過度なストレッチを行うと、筋肉や関節に負担をかけることになりかねませんので注意しましょう。

トレーニングや運動後のストレッチは、翌日の筋肉痛の軽減や怪我の予防だけでなく、運動後の心身のリラックスにも効果的です。日々のトレーニングの一環として、これらのポイントを実践し、健康で活動的なライフスタイルを維持しましょう。

効果的なクールダウンのポイント

クールダウンは運動後の体を安全に回復させ、次回のトレーニングへの準備を整える重要なプロセスです。以下のポイントを守ることで、効果的なクールダウンを実現できます。

軽い有酸素運動を取り入れる

運動後、すぐに静止するのではなく、軽いジョギングやウォーキングを数分間行うことで、心拍数を徐々に下げ、筋肉の緊張を和らげます​​。これにより、血液循環が促進され、筋肉内の乳酸や老廃物の排出がスムーズになります。

トレーニングや運動後10分以内に行う

運動終了後、体が冷え始める前にクールダウンを開始することが重要です​​。このタイミングでクールダウンを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、翌日のコンディショニングや怪我の予防に繋がります。

負荷は「強」からはじめて徐々に弱く

クールダウンを始める際は、最初はやや強めの負荷で開始し、徐々に弱めていくことが効果的です​​。この段階的な負荷の軽減が、筋肉のリラクゼーションを促し、心身のリラックスに繋がります。

ストレッチの目安は15分程度

クールダウンの一環として行うストレッチは、約15分程度が目安です​​​​。各ストレッチを30秒から1分間キープし、全身の主要な筋肉群に対して均等に行うことで、筋肉の柔軟性を向上させ、疲労の軽減や怪我の予防に効果的です。

運動後のクールダウンは、次回のトレーニングに向けて体を整えるだけでなく、心のリラックスにも役立ちます。上記のポイントを実践することで、運動の効果を最大限に引き出し、怪我を予防しましょう。

ストレッチの際の注意点

ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、怪我の予防に役立つ重要な運動です。しかし、間違った方法で行うと、かえって怪我を招くことがあります。以下の点に注意して、安全かつ効果的なストレッチを行いましょう。

反動をつけない

ストレッチの際には、急激な動きや反動をつけずに、ゆっくりとした動作で筋肉を伸ばすことが大切です​​。反動をつけて行うと、筋肉や腱に過剰な負荷がかかり、怪我の原因となります。筋肉を意識しながら、静かに伸ばすことを心がけましょう。

痛みが出るまで伸ばさない

ストレッチ中に痛みを感じたら、それ以上筋肉を伸ばさないでください。ストレッチの目的は、筋肉をリラックスさせて柔軟性を高めることにあり、痛みを伴うことは逆効果です​​。心地よい伸びを感じる程度で止め、無理をしないようにしましょう。

呼吸を止めない

ストレッチをする際は、呼吸を止めずにリラックスして行います。深い呼吸を続けることで、筋肉がリラックスし、ストレッチの効果が高まります​​。また、呼吸を意識することで、ストレッチの時間を計る目安にもなります。

ストレッチを日常のルーティーンに取り入れることで、身体の柔軟性が向上し、怪我のリスクを減らすことができます。上記の注意点を守り、安全にストレッチを楽しみましょう。

まとめ

ストレッチについていかがだったでしょうか?怪我防止はもちろんのこと、パフォーマンス向上に繋がります。少しの時間でも毎日することは大変かと思います。継続が重要になってきますので、大変な日に少しでもストレッチを行い、歩みを止めないようにしてパフォーマンス向上に繋げていきましょう。最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。それでは皆さん!良いサッカーライフを!

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この記事を書いた人

山根 慶大

Soccer Station代表の山根慶大です 現在は、サッカーステーション広島の『サッカー塾』でコーチをしており、これまで1000人以上の子供達を育成してきました。
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