対話が育てる!サッカーIQが高い選手の特徴と高め方とは。

みなさんはサッカーIQというのをご存知ですか?
サッカーにおける知能指数のことを意味しますが、その表現は実に曖昧です。
そこで今回は、サッカーIQの高い選手の特徴と高め方について記事を書いております。

サッカーIQとは

サッカーIQとは、状況判断をして優先度の高いプレーを決断する速さと精度の高さを表します。

『あの選手はサッカーをよく知ってるね』という言葉はサッカーIQの高さを意味するのでしょう。

たとえば自陣のゴール前でボールを持ったら、すかさず相手FWと1対1を始める選手はIQが低いと言えます。
なぜなら、状況判断のもとでプレーの決断をできていないからです。

『そもそもサッカーIQって知らない。』
『どうやったら高められるの?』
こんな悩みがあると思います。

まずは、サッカーIQが高い選手の特徴を見ていきましょう!

サッカーIQが高い選手の特徴

危機察知能力が高い

危機察知能力が高い選手は、IQが高い傾向にあります。
特徴としては、身の回りの選手や指導者を観察したり洞察するのが得意です。
プレーを真似するのが上手い子や1度教えられたらすぐに覚える子は観察力や洞察力が優れています。
試合中では、良いプレーを真似たり、チャンスやピンチを察知するのが速いです。

練習に没頭する


練習に没頭する選手は、サッカーIQが高い傾向にあります。
特徴としては、物事に取り組むと時間を忘れたり、誰の声も届かないくらい熱中します。
こういう子は、誰かに何かを言われなくても自分で情報を収集して処理できるため、自分の思考を元に行動します。

例えば『左足が蹴れない』という課題があるとしたら、できない自分を人と比べるのではなく、左足が蹴れるようになるために時間を忘れて没頭します。
没頭しながらも課題解決のために情報収集を怠らず、それを処理する能力も優れているので結果に結びつきやすいです。

プレーや気持ちの切り替えが早い

プレーや気持ちの切り替えが早い選手は、サッカーIQが高い傾向にあります。
特徴としては、物事を本質から考えて何が必要で何が必要でないか考えて行動しています。
こういう選手は、今やるべきことを理解してプレーできるため、攻守の切り替えや試合後の気持ちの切り替えが早いです。

サッカーIQが高い選手が持ってる重要な3つの速さ

サッカーIQの高い選手は状況に応じて、情報を集めて処理するのが速くて正確です。
つまり、思考を整理するスピードが速くて正確ということです。

『ここはボールを取られてはいけない』とか、『今ならここのポジションにいた方が良さそうだ』など、状況に応じた優先度の高さから優先順位を整理して、的確な技能を選びます。

そこで、サッカーIQが高い選手が持ってる重要な3つの速さを見てみましょう。

優先度を選ぶ速さ

状況に応じて次の3つから、狙うべき優先度の選定が速いです。
①ゴールを狙う
②相手の背後を狙う
③ボールを保持する
状況において、どれが優先度が高い選択なのかを決める速さに優れています。

優先順位を決める速さ

たくさんある選択肢の中で、その状況で優先度の高いものから優先順位をつけるのが速いです。
・シュートならばどこに打つか。
・トラップならどこに止めるか。
・パスならどこの誰に出すか。
・ドリブルなら抜くか、運ぶか、守るか。など
サッカーのいかなる場面でも、どの選択が相手に効果があるプレーなのか決める速さに優れています。

技能を選択する速さ

キック、トラップ、ヘディング、走る、ボールを触らないなど、どの技術を発揮するのか選択をするのが速いです。

サッカーIQの高め方

プレーの振り返りがIQを高める

サッカーIQは、プレーの振り返りを行うことで高くなります。

指導者との対話が最重要

サッカーIQは、この状況だったらどうすればもっと良かったのか?を導き出す過程で養われます。
つまり、指導者との対話でサッカーIQを高めることができます。

反対に、指示の多い指導者の元では養われにくいです。
もちろん年代が上がれば、自我の形成と共に意思を主張できるようになりますので、一概に養われないとは言えません。

しかし、自我の形成が不十分な時に指示的な指導を受けると『相手の求めている答えを出そう!』と目的が脳内で変換されてしまいます。
なぜなら、脳が無意識に『指導者の求める答えを出さないと怒られる!』と判断してしまうからです。

そのため育成に関わる指導者は、選手との信頼関係を築くことを怠らず、選手と一緒にプレーを振り返って、選手自身が優先度と優先順位を導き出せるように思考のエスコートをしてあげましょう。

この振り返る過程に、実行する速さと正確性を高めることができ、サッカーIQの高い選手を育成しやすくなります。

まとめ

サッカーIQが高い選手の特徴はこの3つでした。
・危機察知能力が高い
・練習に没頭する
・プレーや気持ちの切り替えが早い

アメリカで実施された研究では、IQの高い子どもたちは家庭環境の影響を受けていることが明らかとなっているそうです。
子どもの教育に関心の高い家庭で育った子どもたちは、そうではない家庭と比べると明らかな差が認められたというものです。

まずは『何が子供の能力開発に好影響を与えるのか』を大人が関心をもち、子どもとの関わり方を学ぶことがとても大切です。
大人達が教育に関心を持ちましょう。

関心を持つと言うことは、子供と対話することです。
まずは、子供の話を聞いてあげることからはじめましょう。
子どものサッカーIQ値を高めたいなら、それが1番良い方法だと思います。

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この記事を書いた人

山根 慶大

Soccer Station代表の山根慶大です 現在は、サッカーステーション広島の『サッカー塾』でコーチをしており、これまで1000人以上の子供達を育成してきました。
パスやトラップなど、サッカーに必要な技術が発揮できない原因を個別で分析し、その選手の個性に応じて指導を行っております。


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