逆足が使えるようになるサッカー練習法

今回は、サッカーの試合で逆足が使えるようになる練習法を紹介します。
ところで皆さんは、試合中に逆足が使えなくて困った経験はありませんか?
僕は、右利きなのですが左足に飛んできたボールをシュートしたくても、空振りをしたりボールが飛ばなかったり、それはそれはひどかったです。
そんな僕が、左足のキックを練習し始めたのは高校生になってからです。
当時右足を怪我した時に、右足を怪我したので監督に休みます!といったら左足でやればいいじゃないかと言われたことがきっかけでした。このきっかけは、あまりオススメしませんが、当時は、たしかに!と思って一心不乱に左足を蹴り込んでいた記憶があります。
つまり逆足が使えるようになる重要なポイントは、逆足を使うことです。
なぜなら、逆足が使えない大きな原因は、カラダの神経が大きく関係しているからです。
ある研究では神経系の発達は、12歳までにほぼ完成されるという結果が出ています。
そもそも人は、脳から発信された信号が神経を通じて筋肉に繋がることで、カラダが動いています。
そのため逆足が苦手だからといって使わない人ほど、使いにくくなってしまうのです。僕もその中の1人で、使えるようになるのに相当苦労しました。
苦労はしましたが、狙い通りボールが蹴れるようになりましたので、12歳を超えてからでも使い続ければ必ず逆足は使えるようになります。

そこで今回は、サッカーの試合で逆足が使えるようになる練習法を紹介します。
逆足が蹴れなくて悩んでいる人には特にオススメの内容となっております。
是非参考にしてみて下さい。

逆足が使えない原因

まずは、逆足が使えない原因から見ていきましょう。

軸足が不安定

1つ目の原因は、軸足でバランスがとれなくてカラダが不安定になってしまうことです。
逆足でボールをプレーする場合は、効き足が軸足になります。例えばキックをする時に片足立ちで動作を行うため、軸足が不安定になると、カラダ全体のバランスを保つことができなりため蹴りにくい体勢になってしまいます。

神経の繋がりが弱い

2つ目の原因は、神経の繋がりが弱いことです。
人は身体を動かす時に、脳から出された信号が神経を通じて筋肉に到達してから筋肉が動き出し、カラダが動いています。
この信号の量が少ないと、脳と筋肉との繋がりが弱くなり思ったようにカラダを動かしにくくなります。
つまり、苦手だからといって使わないことで、脳と筋肉を神経で繋げるはたらきが行われないため思ったように動かすことができません。

逆足を使えるようになった時のメリット

次に逆足が使えるようになった時のメリットをみていきましょう。

プレー範囲が広がる

1つ目は、プレーの幅が広げられることです。例えば片足だけだと、届く範囲に限界があります。
しかし、逆足を使うことで、利き足では届かなかったところまで足が届くようになりますので、プレーできる範囲が大きく広がります。

左右のカラダのバランスが整う

2つ目は、左右のカラダのバランスが整うことです。
効き足ばかり使用する人は、筋肉のつき方が偏ってきます
カラダの左右バランスを均等に近づけることで、プレー中はバランスが良くなり、運動能力を発揮しやすいカラダの動かし方ができるようになります。そのため、逆足を使うことで効き足の技術向上にも繋がります。

いつから逆足を使い始めれば良いのか 

次にいつから逆足を使い始めれば良いのか解説していきます。
筋肉の動きを指令するために筋肉に刺激を与える神経を総称して運動神経と呼ばれています。この神経伝達を繰り返し行うことで、筋肉への信号量も増え、脳と筋肉の繋がりが強くなり身体が動かしやすくなるとされています。
ある研究の結果では、神経系の発達は、0歳から急激に発達して4歳までに全体の80%、6歳までに全体の90%、12歳までには100%近くまで発達し、大人と同じくらいの神経系が完成されるという結果が出ています。そのため、0歳から12歳までに複数のスポーツや遊びをすることが、神経系を刺激して運動神経が良くなるのに効果的です。
つまり、逆足も12歳までには使い始めておく方が、カラダが成長してからも繊細なタッチやコントロールはやりやすくなります。

逆足を使うために養うべき3つのポイント

次に逆足を使うために養うべきポイントをみていきましょう。

軸足の強化

1つ目は、軸足を強化することです。
軸足は、パスやシュートやドリブルをする時にカラダを支える役割をします。軸足を強化することで、正確なキックや素早く方向転換ができるようになります。

ボールタッチの感覚

2つ目は、ボールタッチの感覚を高めることです。
ボールタッチの感覚は、ボールを触る強さや場所をコントロールするために必要な能力です。逆足でも正確にボールを操れるようにすることで、自由にボールを操れるプレーエリアの範囲を広げることができます。

蹴りやすいキックフォームの習得

3つ目は、蹴りやすいキックフォームの習得です。
蹴りやすいキックフォームを習得することで、さまざまなキックの種類を蹴れるようになります。逆足でも蹴りやすいキックフォームでプレーできると、キックの飛距離が伸びたり、ねらったところへ正確なパスやシュートが打てるようになります。

練習法

それでは、サッカーの試合で逆足が使えるようになる練習法を紹介します。この練習は3つのステップに分けておこないます。

ステップ1 逆足でボールタッチ練習

ステップ1は、逆足でボールタッチをする練習です。この練習をすることで、ボールタッチの感覚と軸足でバランスを取る練習を同時に養うことができます
ケンケンをしながら逆足でボールをさわって前後左右に運ぶ練習です
この時、重心を軸足にのせてカラダを真っ直ぐ保ちふらつか無いように意識しましょう
逆足をボールの上に置いたらケンケンをしながら前にボールを運びましょう。
ある程度進んだら、同じようにケンケンをしながら後ろにボールを引きながらもどりましょう。
次は横向きに立ち、アウトサイド方向にケンケンでボールを転がしながら進みましょう。
ある程度進んだら、インサイド方向にケンケンでボールを転がしながらもどってきましょう。

ステップ2 逆足で浮いているボールを真っ直ぐ蹴る練習

ステップ2は、浮かしたボールを真っ直ぐ蹴る練習です。この練習をすることで、軸足の強化と蹴りやすいキックフォームを習得できるため正確なパスやシュートが蹴りやすなります。
今回は、置いたボールに当てるように狙ってキックしていきます。
まずボールを真っ直ぐ前に投げてワンバウンドさせましょう。
落ちてくるボールにタイミングを合わせてインステップでボールをキックして、置いてあるボールを狙ってみましょう。
この時に、軸足側の手を上げてキックと同時に斜めに振り下ろしましょう。
そうすることで、カラダ全体を使ったキックフォームの動きを身につけることができます。
慣れてきたら、蹴ったあとにボールが地面につくまで片足で立ってバランスを保ってみましょう。

ステップ3 横にある浮いたボールを逆足で真っ直ぐ蹴る練習

ステップ3は、横にあるボールを真っ直ぐ前に蹴る練習です。この練習をすることで、カラダを回転させても軸足がブレないようになり、浮いたボールでも正確にキックできるキックフォームが身につき、ロングキックやボレーシュートなどが蹴りやすくなります。今回は、置いたボールに当てるように狙ってキックしていきます。
地面から浮き上がってくるボールにタイミングを合わせてカラダを回しながら足を振って真っ直ぐボールを蹴る練習です。
まず横を向いてボールを投げてワンバウンドさせましょう。
地面から浮き上がって瞬間に合わせて、カラダを回しながらヒザを伸ばして、ボールを蹴り前方向にボールを飛ばしましょう。
ボールを当てる感覚が掴めてきたら、ボールの回転が縦回転になるようにねらって蹴ってみましょう。

まとめ

今回は、サッカーの試合で逆足が使えるようになる練習法を紹介しました。
それでは、逆足が使えない原因をおさらいしていきましょう。
1つ目は、軸足が不安定なことでした。軸足でバランスがとれなくてカラダが不安定になってしまうと動きながら上手に体が支えられないため、逆足でプレーしにくくなってしまいます。
2つ目は、神経の繋がりが弱いことでした。苦手だからといって逆足を使わないことで、 脳と筋肉を神経で繋げるはたらきが行われないため、逆足を動かしたくても動かしにくくなってしまいます。
そのため、逆足を使えるようにするために重要なのは、まずは逆足を使うことなんです。
特に12歳までには使い始めておく方が、カラダが成長してからも繊細なタッチやコントロールはやりやすくなります。
もし12歳をすぎていたとしても、今日が人生で1番若い日です。
今日からでも逆足を使うように意識することで、誰でも必ず使えるようになりますので、まずは今回ご紹介した練習から始めてみて下さい。

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この記事を書いた人

山根 慶大

Soccer Station代表の山根慶大です 現在は、サッカーステーション広島の『サッカー塾』でコーチをしており、これまで1000人以上の子供達を育成してきました。
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