サッカーの試合でクロスボールが正確に蹴れないと、ゴール前でのチャンスを逃してしまいます。しかし、いざ蹴ろうとしても「全然飛ばない」「味方に合わせられない」「変な回転がかかる」など、悩みを抱える選手は多いものです。
本記事では、クロスボールが蹴れない原因を解説し、改善方法や効果的な練習方法を紹介します。サッカー少年を持つ親御さんも、お子さんの成長をサポートするためにぜひ参考にしてください!
クロスボールが蹴れない3つの原因

① インパクト時のミートがズレている
クロスボールが上手く蹴れない選手の多くは、インパクトの際に正しくボールをとらえられていません。特に、以下の点でミスをしていることが多いです。
- 足のどこで蹴るべきか理解していない
- ボールの中心を外してしまう
- インパクト時に力みすぎてスイングがスムーズでない
② 軸足の置き方が悪い
クロスボールでは軸足の置き方が重要です。以下のようなミスがあると、正確なクロスが蹴れません。
- ボールに近すぎる → ふかしてしまう
- ボールから遠すぎる → 力が伝わらない
- 軸足が不安定 → インパクトがズレる
③ 体の使い方が悪い
クロスボールを蹴る際、単に足の力だけで蹴ろうとすると飛距離が出ません。特に以下のポイントができていないと、良いクロスは蹴れません。
- 腰の回転を使えていない
- 踏み込んだ時にバランスを崩している
- 体が内側に向きすぎて狙った方向に蹴れない
クロスボールを改善するための3つのポイント

① 正しいインパクトの感覚を身につける
正確なインパクトをするために、まずは次のポイントを意識しましょう。
- インフロントで蹴る
- ボールの下半分をミートすることで適度な浮き球を作る
- 蹴った後に足をしっかり振り抜く
② 軸足の正しい置き方を意識する
正しい軸足の置き方ができると、安定したクロスを蹴ることができます。
- ボールの横に軸足を置く(蹴りたいボールによって調整する)
- 膝を軽く曲げ、体重を支える
③ 体の連動を意識する
クロスボールは足の力だけでなく、体全体を使うことが重要です。
- 蹴る前に上半身を開く
- 体が止まっている場合は、軸足に重心を乗せて蹴る
- 走りながら蹴る場合は、蹴った後に体重を蹴り足に乗せる
- 体は少し真っ直ぐにして、体の回転を利用する
効果的な練習方法3選

① 壁当て練習(インパクトの感覚を磨く)
【やり方】
- 壁に向かって短い距離でクロスのインパクトを意識して蹴る
- 助走は斜めから入る
- 足のどこでミートすると良い回転がかかるか確認
- 軸足や体重移動も意識する
✅ ポイント
- 近い距離から始めて感覚を掴む
- 正しいインパクトでボールを蹴ることを意識する
- 蹴ったボールの回転や軌道を調整する
② 動くボールでクロス練習(実戦に近い形で蹴る)
【やり方】
- コーンを目標に置き、そこへ浮き球でクロスを送る
- DFを超えて落ちるような高さをイメージして蹴る
- 10本中何本狙い通りに蹴れるかを測る
- 左右両足でトライする
✅ ポイント
- 力みすぎずスムーズに蹴る
- 狙った場所に蹴れる体の向きと足の振り抜き方を探す
- 蹴る前に狙いを定める
- 軸足の向きと場所を調整する
③ ドリブルからのクロス練習(試合を想定)
【やり方】
- ドリブルで突破したのを想定して走り込んでクロスを蹴る
- ボールの勢いを見て軸足を置く場所を調整する
- 蹴る時にインパクトを意識する
- 蹴った後は蹴り足に重心を移動させる
✅ ポイント
- 試合をイメージしながら蹴る
- スピードを落とさずに蹴る
- スピードを支えるために軸足を強く踏み込む
- 蹴った後は蹴り足に着地する
- 足の振り抜き方やボールの当て方を調整して速さや高さをコントロールする
以下の動画もご参考にされてみてください。
まとめ
クロスボールが蹴れない原因は、「インパクトのズレ」「軸足の置き方」「体の使い方」の3つが大きく関係しています。
改善するためには、
✅ 正しいインパクトの感覚を身につける
✅ 軸足の置き方を意識する
✅ 体全体を連動させて蹴る
これらを意識した練習を継続することで、正確なクロスボールを蹴れるようになります。
お子さんがクロスに苦手意識を持たないよう、楽しく練習に取り組める環境を整えてあげましょう!
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